旧岡谷小学校跡地の安全対策 3年かけ実施

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安全対策工事が始まる旧岡谷小学校跡地

岡谷市は今年度、旧岡谷小学校跡地の安全対策工事に着手する。工事費6000万円を盛った今年度一般会計補正予算案を7日開会の市議会6月定例会に提出する。跡地は軟弱地盤とされているほか、直下には土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域(急傾斜地)に指定されている場所があることから、傾斜を緩やかにし、植樹をして地盤を安定させる工事を3年かけて実施する。

旧岡谷小は軟弱地盤のため学校用地に適さないとして、近隣の2小学校に統合され、2016年3月に閉校した。市は16年度から校舎などの解体工事に取り掛かり、17年1月に終了。跡地については、安全対策を最優先にしながら「里山的な整備」を行う方針を示し、現在は斜面に生えているニセアカシアなどの伐採を進めている。

計画では、跡地を含めた斜面の斜度を30度以下にするため、急斜面を削ったり、土を盛ったりする工事を実施。東側斜面のほぼ全面にあたり、移動させる土の量は4万立方メートルに上る。この工事により土砂災害特別警戒区域の指定が解除できるよう県とも協議を進める。斜面には中高木の植樹を行うが、樹種については検討中という。

作業道は工事終了後、遊歩道として活用することを想定しており、周遊できるような形で整備する。

また、この地に学校があったことを伝える記念スペースの整備も併せて実施する。敷地内にあったブロンズ像「心ははせる」の移設や記念碑の設置などを予定。旧岡谷小の歴代PTA役員らでつくる「ありがとう岡谷小の会」と調整を進めている。

工事は補正予算案の可決を経て、梅雨明け後にも着手する。今年度から3年間の計画で、雨期や冬季を避けて行っていく方針だ。

市土木課は「安全対策を着実に進め、住民の不安を解消したい」としている。近く地元説明会を開く。

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