古民家再生交流の場に 駒ケ根にSORA完成

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古民家の一部を交流スペースに改修した諌山さん夫婦

駒ケ根市東伊那で、築120年以上の古民家を再生した交流スペース「スペースハウスSORA(空)」が完成した。埼玉県から移住した諌山泰さん(69)浩子さん(65)夫婦が改修したもので、自宅の一部をカフェやレンタルスペースとし、12日に本格オープンする予定。読書やお茶会、会合などに活用してもらい、地域の出会いと交流の場になってほしいと期待している。

諌山さん夫婦は40年近く過ごした千葉県、その後に移り住んだ埼玉県を経て、2015年4月に駒ケ根市へ。田舎暮らしに憧れ関東一帯や県内などを見て回った中で、中央アルプスの山並みや駒ケ根市街を望む東伊那からの景観に魅かれ、移住先に決めた。

住宅は木造2階建て。水回りや床などから改修を始め、昨年夏にかつて養蚕をしていたという2階に着手。泰さんも職人に混じり、板張りや壁塗りなどの作業に参加した。完成した2階は約50畳の大空間に。昔使われていた囲炉裏などのすすで真っ黒くなった古い梁や柱を生かした古民家ならではの雰囲気や、西側に広がる中アの眺望などが訪れた人たちの評判を呼び、強い要望を受け交流スペースとしての活用を決めた。

住宅の改修のほか、庭の手入れや無農薬でのコメ・野菜作りなどに励む毎日。地域に溶け込もうとそれぞれに公民館活動などにも参加していて、2人は「田舎暮らしは思った以上に忙しい」と笑顔。5月に3日間行ったプレオープンには近所の人や公民館の仲間らが訪れ、今後の活用方法などについて話に花を咲かせていた。

「皆さんに使ってもらいながら運用方法を考えていきたい」としているが、当面は火曜日と木曜日の午後1時~5時、土曜日の午前11時~午後5時にカフェを営業。土曜日は午後2時までランチを提供する。

月、水、金曜日はレンタルスペースとして貸し出す。利用料は1人1時間200円。団体やスペース全体の貸し出しは別途相談に応じる。

2人は「アルプスを眺めたり、会話を楽しんだりとのんびりと過ごしてほしい。出会いや交流の中で新しいものが生まれ、地域に発信していく拠点になればうれしい」と話している。

問い合わせは同店(電話0265・98・7655)へ。

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