上社里曳き 高々と建て御柱 前宮4本堂々と

LINEで送る
Pocket

日を浴びて輝く新緑を背に、ゆっくりと立ち上がっていく前宮二之御柱。周囲を氏子たちが埋め尽くした

日を浴びて輝く新緑を背に、ゆっくりと立ち上がっていく前宮二之御柱。周囲を氏子たちが埋め尽くした

諏訪大社御柱祭の上社里曳(び)きは4日、2日目が行われた。本宮4本は諏訪市の上社本宮の社殿に曳き着け、前宮4本は茅野市の上社前宮境内で建て御柱。前宮の御柱は、4月に曳行(えいこう)を開始した八ケ岳を望む社殿にそれぞれ曳き建てられて、平成28年の御柱祭の曳行日程を無事に終了した。

前日深夜から降り出した雨は朝方まで断続的に続いて強風も心配されたが、曳行開始のころには一転、五月晴れが広がる絶好の日和となった。

前宮境内では、前日に曳き着けた社殿四隅で建て御柱の準備作業が始まった。習わしに従って先端を三角すいに整える冠落としが行われ、各御柱とも準備が整うと、車地などを使い「よいとー巻け」などの掛け声で御柱を垂直に建てた。

祭りを締めくくるセレモニーでは各御柱で懸垂幕を下げ宝投げをするなどして無事を喜び合った。「ここに集いし氏子の心」(前宮一)「また七年後」(前宮二)「明日につなぐ」(前宮三)「おおとりを飾る」(前宮四)など、各地区共に願いや心意気を表した。

建て御柱の終了は前宮一(富士見・金沢地区)が午後3時45分ころ、前宮二(米沢・湖東・北山地区)同5時20分ころ、前宮三(玉川・豊平地区)同4時10分ころ、前宮四(ちの・宮川地区)同4時40分ころだった。

セレモニーの中では、熊本地震被災地に向け、前宮一で「願う復興 頑張ろう九州」の横断幕を掲げ、前宮四では支援のための善意を集めていた。

本宮4本は、本宮一(豊田・四賀地区)が午前8時40分に曳行を再開。それぞれ社殿に曳き着け、午後7時すぎには全ての曳行が終了した。

御柱祭観光情報センターによると、この日の人出(速報値)は氏子3万1000人、観衆21万人の計24万1000人。前回に比べ2万3000人減で、このうち観衆は2万7000人減った。

最終日は、本宮境内で建て御柱が行われ、上社の御柱祭は全て終了する。下社里曳きは14日から3日間の日程で行われる。

おすすめ情報

PAGE TOP