七五三巻の奉仕 富士見出身の小林家伝承

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前宮二の建て御柱で「七五三巻」の指揮を執る小林秋彦さん(右)

前宮二の建て御柱で「七五三巻」の指揮を執る小林秋彦さん(右)

富士見町御射山神戸出身の小林秋彦(ときひこ)さん(72)=山梨県北杜市小淵沢町=と親族が、小林家に代々伝わる綱巻きの技術「七五三巻」で諏訪大社御柱祭の上社建て御柱に奉仕している。4日は前宮の4本で行った。小林さんは「前回から6年経つので緊張したが、氏子の皆さんの安全を思いながら奉仕できた」。5日は本宮の4本で行う。

七五三巻は、御射山神戸で大工を家業としていた実家に代々伝わる技。長さ100メートルほどの綱2本を使い、御柱に1本は7回巻き付けて5回ひねり、交差させた1本は3回ひねる。建て御柱に乗った氏子が最後に綱を伝って下り、地上で綱のよりを戻すと固く巻き付いた綱が外れる仕組みだ。

建て御柱では小林さんと長男の会社員、英司さん(44)=同=、おい2人の親族4人が奉仕。前回2010年の御柱祭で初めて故郷の御射山神戸区の氏子にも作業を手伝ってもらい、今回も小林和輝さんと小林直志さん、伊藤一成さんの3人が引き続き携わっている。

大勢の氏子が見守る中、冠落しを終えた各柱で白装束に身を包んだ小林さんらが氏子の協力も得ながら柱に綱を巻き付けた。

02年に91歳で亡くなった父の政雄さんから技術を世襲し、7度目の大役に臨んだ小林さんは「御射山神戸の皆さんも作業が分かっていて心強かった」。携わるのは5度目の英司さんは「粛々と務めることができた」と安堵。本宮の建て御柱に向けて気を引き締めていた。小林直志さんは「綱巻きの仕事を手伝うことができ光栄」と話していた。

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