平和訴え日本縦断徒歩の旅へ 石川文洋さん

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日本縦断徒歩の旅に向けて毎日歩き続ける石川文洋さん

ベトナム戦争の最前線など世界各地の戦場を取材した報道写真家の石川文洋さん(80)=諏訪市尾玉町=が7月8日に北海道から日本縦断徒歩の旅に出る。核兵器廃絶や基地のない沖縄を目指し、戦争のない平和な世界を訴えようと80歳の節目に約3500キロの道のりに挑戦する。

石川さんは沖縄県出身で、約25年前から諏訪市に在住している。古里の沖縄を戦争の加害者の島にしたくないという思いから、今回は米軍の嘉手納や普天間基地、辺野古の現場などを訪れ、平和を考える。「何度も訪れているが、歩くと違った見え方ができるだろう」と期待を寄せる。

北海道の宗谷岬を出発し太平洋側を歩いて、来年2月中旬ごろにゴールに決めた沖縄県庁前を目指す。より多くの人に平和について考えてもらおうと、原発ゼロや核兵器廃絶などと書いたオリジナルのラベルをリュックやTシャツなどの所持品に貼る。カメラ3台を積めた約13キロのリュックを背負い、1日約20キロ歩く。車やバス、電車に乗らず荷物も1人で運び、自力で歩くことにこだわる。

これまでも2003年に日本海沿いを通る日本縦断、06~07年に四国遍路を完歩している。四国遍路の途上では心筋梗塞を起こし、障害を患った。現在も定期的に病院に通う生活で、今回の旅では4回諏訪に戻る。受診、休養後に徒歩を再開する計画だ。日本縦断の旅が「障害を持つ人への励ましになれば」と話した。現在は毎日自宅から上諏訪駅まで往復4キロの坂道を歩いている。

ウオーキングは石川さんの身体や精神に良い影響を与えている。「歩いてみないと分からないが、道中や宿での出会い、知人との再会は楽しみ。(長い旅になるが)不安はない」と笑顔を見せていた。

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