御柱育てた森に感謝 辰野町横川で植樹作業

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将来の世代への思いを託し、植樹作業に励む参加者=辰野町横川の国有林

諏訪大社上社の大総代経験者、上社大総代会、諏訪大社などでつくる「自然と地域と人を結ぶ協議会」(清水敏弘会長)は12日、前回(2016年)の御柱祭で御用材を調達した辰野町横川の国有林にモミの苗木28本を植樹した。会員や神職、南信森林管理署、辰野町などから約50人が参加。御用材を育み、提供を受けた森に感謝の気持ちを込め、植樹作業に汗を流した。

植樹したモミのうち約2メートルの幼木は3本、60センチ前後の苗木は25本。横川国有林内での植樹は毎年行っており、今回で3回目となる。現場は御柱祭の「本宮一」と「前宮一」の柱の伐採地の近く。昨年よりも斜面を下った地点に植える参加者もいた。両手を合わせ「元気に育ってくれよ」を願いを込める姿も見られた。

昨年までの作業で植えた苗木の生育状況も確認した。一部を除き、多くはしっかりと根付いて順調に成長していた。

作業後、清水会長(72)=原村柏木=は「植樹は横川国有林の自然を守り、御柱祭の文化を後世につないでいくために必要な取り組み。その夢を苗木に託した。この活動が何世代も後の皆さんのためになると願いたい」と述べた。

作業に先立ち、参加した諏訪大社の北島和孝宮司は「モミの木を通じて辰野の里とつながりができた。御柱祭を守るために必要な活動があることをしっかりと引き継いでほしい。横川国有林から調達するかどうかに限らず、植樹を続けてほしい」と語った。

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