親子3代の系譜 イルフ童画館で林義雄展

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やさしさにあふれた作品が並ぶ林義雄展

岡谷市のイルフ童画館は、新企画展「林義雄展―童画の系譜」を開いている。1961年に武井武雄らと日本童画家協会を設立した林義雄(1905~2010年)の作品80点余のほか、女婿のグラフィックデザイナー福田繁雄と孫の画家福田美蘭の作品4点を展示。林義雄の作品展は20年前の同館開館時以来で、同館では「昭和期の古き良き時代を思わせる慈愛に満ち溢れた童画作品や、親子3代の芸術の系譜に注目を」と話している。8月27日まで。

林義雄は東京都出身。戦後から絵本雑誌で活躍し、1961年に武井武雄らと日本童画家協会を設立。100歳を超えるまで活躍した。「肉の万世」(東京都)のキャラクター「モーちゃん・ブーちゃん」のデザインでも知られている。

今回の作品展では、絵本「ききみみずきん」「うみさちやまさち」の原画21点、絵雑誌原画57点、タブロー画5点などを展示。優しく愛らしい作品が特徴で、特に笑顔の子どもたちや動物たちの姿に魅力があふれている。同じ童画でも武井武雄の作品とは雰囲気が全く異なる画風が楽しめる。

孫の福田美蘭の作品は「涅槃図」(2012年)1点を展示。祖父の林義雄の作品世界を精密な模写などで画面いっぱいに展開し、中心に一人の老人が眠る姿を描いた作品で、祖父への畏敬と鎮魂の思いが伝わってくる。

同時開催は「武井武雄のアートタブローと版画展」「モーリス・センダックコレクション展」。開館時間は午前10時~午後7時。水曜休館。

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