2018年06月18日付

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消費者の一定割合がチェーン店などの大型店が複数立地している市内の商業環境に満足している中、個店が存在意義を発揮できていない―。岡谷市などが昨年度実施した商業環境調査で、各種アンケート結果から指摘された「根本的な課題」である▼さして広くない市域に食料品や衣料品など日常生活に困らない程度のチェーン店などが散在し、消費者にとっては車=足さえあれば不便を感じない現状が浮き彫りだ。さらにネットショップや宅配などもあるから、個店の存在意義はますます薄れていく▼こうした現状を踏まえた上で、新たな商業振興計画を立案しなくてはならない。先日は調査報告会を兼ねた商業者の意見交換会も開かれた。こうした場に出てくる商業者はいずれも「何とかしたい」という意識の高い人だが、取材の立場で気になるのは「いつもと同じ顔ぶれだな」ということ▼ワークショップ形式の意見交換の中で面白い提案だと思ったのは「街全体のモール化」という話。無責任な第三者の立場でいろいろ妄想する中で、同市の商店街を代表する中央通り全体を大型店化してみたらと考えたことがあったからだ▼一帯の商業者で会社を作り、通り全体を大型店のようにする。この中には八百屋も魚屋も肉屋もあり、日用品や衣料品を扱う店も理美容院もある。もちろん飲食店も。資金や法律面などの問題を無視すれば妄想はどんどん膨らむ。

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