チーム編成に新基準 茅野市消防団ポンプ操法

LINEで送る
Pocket

初の試みで、選抜チームで操法大会に臨んだ泉野分団

茅野市消防団は17日に同市北部中学校で開いた第59回ポンプ操法大会から、小型ポンプ操法のチーム編成を、従来の部単位だけでなく、分団単位でも可能にする新たな方式を導入した。柔軟な編成を認めることで団員の負担軽減を図る狙い。勤務形態の多様化などを背景に、将来の団員確保を見据え、時代に合った消防団のあり方を探る一歩となった。

これまでは部単位のチームが各分団の大会を勝ち抜き、市の大会に出場する仕組みだった。人員の少ない部ではチームが組めない問題も出始めていた。今年は泉野分団が選抜制、米沢分団が輪番制のチームを編成して大会に臨んだ。

選抜制を導入した泉野分団。部単位の3チームから選手を募って選抜し、分団チームを編成した。平澤裕介主将(29)は「各部での練習より指導者が多くなり、中身の濃い練習ができた。交友関係も広がった」と、部を横断するメリットを話した。一方で、「他の分団は競い合って出場してくる。選抜チームでも市の大会に見合う操法の仕上がりを見せないと」と緊張感もにじませた。

米沢分団は輪番制を採用。これまでは毎年、部単位の3チームを編成してきたが、今年は第四部(塩沢)だけが出場する。主将の西村健一さん(32)は「地区大会を経て、分団としての代表意識に切り替わった。他の部からもサポートしてもらい、来年は恩返ししたい」と、分団意識の高まりを感じていた。

従来はポンプ車と小型ポンプの練習は別々だったが、輪番制で1チームにすることで小型ポンプに出場しない分団員がポンプ車チームのサポート役に回り、態勢が充実した。ポンプ車の第三部(北大塩)2番員、湯田裕貴さん(27)は「今までは自分たちで準備や片付けもしていたが、他の部の人が手伝ってくれることで競技に集中できた」と振り返った。

足立団長は「地域の安全を守る根本を忘れずに、消防団も変わっていかないといけない。今回は2分団が新基準を試してくれてありがたかった。時代が求めている消防団のあり方を探っていきたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP