劇団文化座下諏訪で公演 有賀ひろみさん出演

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「三婆」の公演を終え、取材に答える有賀ひろみさん

劇団文化座は18日夜、下諏訪総合文化センターで有吉佐和子原作、小幡欣治脚色の「三婆」を公演した。演劇文化を支えるすわ湖市民劇場の例会。茅野市出身で同劇団員の有賀ひろみさんが主要キャスト・武市タキ役で出演。老いと生きること、人と人とのつながりを笑いと涙で描いた世界を繰り広げた。大勢の人たちが鑑賞し、予想外の展開や共感した場面で拍手が起こった。

物語は戦後の混乱期、武市の正妻、妹、妻同様の女性と立場が異なる3人が、いがみ合いながらも徐々に変化していく過程を、周囲の人たちが巻き起こす騒動を交えて進展。再演を重ねる同劇団の代表作の一つで、今クルーは来春まで全国で100公演を予定している。

有賀さんは文化座付属研究所で学び、1971年に入座。「三婆」のタキ役は今クルーで初めて演じた。公演終了後の取材に、「久々に古里での舞台に緊張した」といい、向き合ってくれた鑑賞者に感謝。「兄が亡くなって居場所が無くなり、正妻らと一緒に暮らし始めるタキ。タキは独身で一見自由奔放だが思うことの全ては言えない、意固地の半面かわいらしさを併せ持つ」と話し、「この難しい役をいつか楽しむようになりたい」と笑顔で話した。

今後については、「上京して40余年。近年古里への関心が一層高まり、あらためて諏訪の歴史、産業、文化などについて学びたいと思うようになった。そして将来何かの形で、自分と諏訪をつなぐ発信ができればうれしい」と結んだ。

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