松本市美術館でバーナード・リーチ特別展

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英国人陶芸家で、日本の民芸運動とも関わりの深いバーナード・リーチ(1887~1979年)の生誕130年を記念した特別展が松本市美術館で開かれている。リーチと生涯を通じて交友した民芸運動創始者の柳宗悦が初代館長を務めた日本民藝館(東京都目黒区)が所蔵する陶器や絵画、関連資料など約200点を展示している。

リーチは法律家の父が勤務していた香港で生まれたが、誕生と同時に母親と死別したため、母方の祖父母がいた京都で4歳まで過ごした。10歳で英国本国に戻り教育を受けた後、美術学校で学び22歳で再来日。エッチング教室を開いたことで柳宗悦らと出会い、陶芸家として一歩を踏み出した。

特別展ではリーチの生涯と作品を4章構成で紹介。エッチングによる自画像や千葉県の我孫子で作陶した楽焼、英国に戻って工房を開いたセント・アイヴスでの作品、戦後の民芸運動の中で再来日して2年近くを柳と共に全国各地を訪ねて作った日常使いの陶器などを展示している。美ケ原温泉にあった霞山荘での執筆活動や、家具工房での意匠監修など松本での足跡、柳との往復書簡なども並ぶ。

展示会は同市内の市街地を中心とした美術館や博物館、ギャラリーなど約70会場でさまざまな企画展がある「工芸の五月」の一環。会期は6月5日まで。観覧料は大人1000円、大学高校生600円。開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館。

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