富士見高生栽培トマト 安全性の国際認証取得

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水耕トマトの栽培ハウスでグローバルGAPの認証取得を喜ぶ園芸科3年の石山さんと2年の長崎さん、石原さん(左から)

富士見高校(富士見町)は、園芸科生徒が水耕栽培するトマトで、農産物の安全性を担保する国際基準「グローバルGAP(ギャップ)」の認証を取得した。県内高校では初めて、全国でも6校目という。生徒たちは「認証を生かし、トマトを海外のスーパーで販売したり、20年東京五輪・パラリンピックで提供したい」と夢を膨らませている。

認証取得は、農業を取り巻く環境の国際化が進み、食の安全安心への関心が高まる中、農産物流通のグローバル化に対応できる生徒を育成することが目的。昨年4月から取り組みを始め、コンサルタント会社の指導を受けながら、園芸科の1、3年生計4人が認証の適合基準に合った生産工程管理を構築した。作業内容や点検記録などの生産情報管理はスマートフォンも活用して行った。

国内審査機関の審査を経て、今年3月29日認証が認められた。取得にかかる経費は同窓生で組織する同校教育振興会が支援した。

認証を受けたトマトは、町内にある同校アンテナショップでも甘さが人気の品種「フルティカ」で昨年は650キロを生産した。

認証は1年ごとの更新。園芸科3年の石山征雅さん(17)は「一つ一つの作業工程を丁寧に行うことの大切さが分かった。大学進学を考えており、身に付けたスキルを将来生かしたい」。ともに2年の石原楓さん(16)は「これからは国際的な認証が必要だという意識が持てた。後輩に継承したい」、長崎佳菜恵さん(16)は「GAPでは管理項目の多さに驚いた。野菜栽培への意識が変わった」と話していた。同校は授業にもGAPの取り組みを取り入れる考えだ。

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