LINE相談窓口今年も 夏休み前後60日間

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対象となる中高生ら約12万人に配布する「ひとりで悩まないで@長野」の登録カード

県と県教育委員会は7月から、県内の中高生の年代を対象にしたいじめや自殺などの防止対策として、無料通話アプリ「LINE(ライン)」を利用した相談窓口「ひとりで悩まないで@長野」を昨年度に続き開設する。今年度は開設期間を昨年の4倍以上となる60日間に設定。夏休み前後の7月1~29日と、8月18日~9月17日に心理カウンセラーが相談に応じる。月内に利用に必要な登録カード(QRコード)を、学校を通じて対象者約12万人に配布する。

試行的に実施した昨年度は9月に14日間行った。登録者は3817人、相談は547件に上った。内容はいじめや自殺に関するものだけでなく、学業や恋愛など多岐にわたった。心の支援課では、身近な相談ツールとして受け入れられ、中高生の潜在化した相談のニーズを掘り起こすことができたとしている。

今年度は、LINEの相談体制の通年化を見据え、文部科学省から事業費1000万円の補助を受けて設置期間を拡大する。相談事業は昨年同様、関西カウンセリングセンターなどに委託。相談員は3人態勢とし、昨年度は相談開始直後に利用が集中したことから開始1週間程度は5人に増員するなど内容を見直す。相談時間は午後5時~9時。

相談開始を前に20日、相談対応の質の向上を目指して教育・相談分野の専門家でつくる連絡協議会を新たに設置し、初会合を県庁で開いた。委員からは「文字だけでは誤解を生みやすく、感情が伝わりにくい」「支援の継続が大切。電話相談などに移行できるようにしてほしい」などと配慮や改善の要求があった。同課は、自殺予告など緊急を要する場合の対応策を含む相談事業の基本指針を示し、月内に行う研修で利用するなどして充実した相談体制を構築していくとしている。

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