2018年06月23日付

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大仕事を成し遂げた選手たちの表情は誇らしく見えた。サッカーワールドカップロシア大会。19日に初戦に臨んだ日本代表は前回大会ベスト8のコロンビアに競り勝つ大金星。前回大会で完敗した相手に雪辱を果たし、低い前評判を覆してみせた▼見返したい―。大会前、長谷部誠主将はテレビのインタビューで強い決意を示していた。代表戦は今年、1勝1分3敗。レギュラーが固まらず、大会直前に監督が交代する混乱もあり、選手たちは代表チームへの期待感が薄まっていると感じていた。反骨心がチームの結束と勝利を生んだのかもしれない▼日本だけでなく、今大会の見どころは番狂わせか。メキシコが前回覇者のドイツを下したり、人口が35万人に満たない小国アイスランドが強豪アルゼンチンと引き分けたりと、判官びいきのあまのじゃくには心躍る展開だ▼感情があふれる観客席も楽しみの一つ。かつて日本代表を率いたイビチャ・オシムさんは、サッカーを「人生の縮図」と表現した。勝ったり負けたり。つまずき、起き上がり、乗り越え、支え合う。観る側は選手たちの姿を自らに重ねて声援を送り、歓喜し、涙を流して勇気を得る。サッカーに限らないスポーツの魅力だろう▼グループリーグも二回り目。勝ち抜けや敗退が決まる試合も出始め、緊迫感が増してきた。日本はセネガルをどう攻略するか。こちらは睡眠不足との闘いが続く。

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