2018年6月24日付

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連夜の熱戦で盛り上がるサッカーのワールドカップ・ロシア大会。日本代表の初戦コロンビアとの試合後、日本人サポーターが観客席でごみ拾いをし、注目を集めたそうだ。確か、過去の大会でも話題になり、「手本にすべき」と海外から称賛を受けた。誇っていい▼プレースタイルがその国のサッカーを象徴するように、観客のマナーもまた、国民性の縮図である。地域をきれいに保ち、公共の場をみんなで清掃する。日本であればどこでも見られる習慣が、外国から評価されたと受け止めていいのだろう▼住民に呼び掛けて諏訪湖清掃を続ける下諏訪町の諏訪湖浄化推進連絡協議会(湖浄連)が、新たな試みに挑んでいる。湖岸でごみを拾うとともに、その種類や数を調べる。定例の湖岸清掃に合わせて昨年度は7回実施。今年度も7回を計画する▼湖浄連が加盟する「全国川ごみネットワーク」が推進する調査だ。拾ったごみの内容を分析して、捨てられた原因を考え、発生抑制につなげる。「ごみを拾う」から、「ごみを捨てさせない」へと踏み出す取り組みである▼昨年度の調査では、諏訪湖のごみは他地域に比べ、紙くずやビニールの破片といった小さなごみが多いことが分かった。調査は数年続け、ごみ対策に役立てる方針という。環境を大切にする心をさらに育て、他に誇るどんな取り組みに展開していくのか。関心を持って見守っていきたい。

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