IoT導入関心高まる 岡谷市景気動向調査

LINEで送る
Pocket

IoTの導入への興味

岡谷市内の多くの企業でIoT(モノのインターネット)導入への関心が高まっていることが、市の景気動向調査で分かった。IoTは生産性向上や人手不足解消といった企業の課題解決に向けた活用が期待されている。こうした動向を踏まえ、市は今年度、補助金を設けるなどして市内企業のIoT導入を積極的に支援していく方針だ。

調査は4月に同市の基幹産業である製造業の6業種100社を対象に実施し、84社から回答を得た。IoTに関する質問は昨年4月の前回調査から実施している。

調査結果によると、IoT導入への興味は「大いにある」が17社、「ある」が19社で、合わせて4割以上が関心を示した。前回調査(回答80社のうち「大いにある」5社、「ある」26社)と比べても関心が高まっていることをうかがわせた。また、同調査では6割が「人手不足・求人難」を経営上の課題としていることも分かった。

市がIoT導入に前向きな企業を中心に聞き取りを行ったところ、「生産工程の効率化を求めており、今後、IoTの導入を進めたい」「今後の人手不足に対応するため、工程の見える化により生産効率を高めるために導入を検討したい」など積極的な意見が寄せられたという。

これらを踏まえて市は今年度、IoT導入に対する補助金を設け、市内企業を後押しする。IoTを活用して生産性向上や人材不足解消を図るための機械装置の購入やシステム開発に要する経費を対象に3分の1以内で50万円を上限に助成する。

一方、今回の調査でIoT導入への興味は「ない」が18社、「どちらともいえない」が22社に上った。「市内企業の興味は不十分」(市工業振興課)という状況もあることから、先進的な取り組みを行っている中小企業の視察や専門家によるセミナーの開催を通じ、IoTへの関心を高めていきたい考えだ。

同課は「積極的な情報提供に努め、それぞれの企業がIoTの必要性について判断してもらえるよう支援していきたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP