アツモリソウ再生10周年 21日に記念講演会

LINEで送る
Pocket

富士見町と伊那市にまたがる入笠山の希少植物「釜無ホテイアツモリソウ」の保護、復活に取り組む富士見町アツモリソウ再生会議(中山洋会長)が今年度、発足10周年を迎えた。これを記念して21日午後1時から、講演会を同町コミュニティ・プラザで開く。

同会議は、絶滅寸前の釜無ホテイアツモリソウ自生地の保護と、再生に向けて種から株を育て、開花させる技術を確立しようと2006年、町と町内の有識者、県希少動植物監視員、入笠ボランティア協会、富士見高校、食品メーカー・ニチレイで設立した。

当時は自生地に4株しか確認できず、自然結実は不可能とみられていた。しかし、自生地の保全と監視、人工増殖に取り組んだ結果、昨シーズンは自生地で31株、花数は過去10年で最多となる24個を確認した。

増殖株は07~10年に作った中から一昨年、3個初めて開花。昨年は15個に増え、今季は倍増が見込めるという。また、13年から増殖を再開し、新たに3000株を育苗している。

記念講演会ではこれら10年間の活動を報告し、有識者と再生会議のメンバーがパネルディスカッションで活動の成果と課題を語り合う。聴講無料。

中山会長は、「この10年で一歩一歩前進し、着実に成果が上がり、再生に向け力強い基礎ができた。今後は育苗と自生地の環境整備に一層力を注ぐ」としている。

記念事業ではこのほか、富士見中学校での講演会、活動記録集の作成も予定している。

おすすめ情報

PAGE TOP