「古民家 箕澤屋」29日本格オープン

LINEで送る
Pocket

カフェとして改装された古民家・箕澤屋

箕輪町沢の豪農の館・箕澤屋(みさわや)を改装、利活用したカフェ&バー「古民家 箕澤屋」(大澤綾菜店主)は29日、本格オープンする。地元の歴史を知る文化遺産的建物を再生利用。築150年以上の本格古民家で、ゆったりとした空間と時間の流れを提供する。

箕澤屋は、幕末の豪農、小原家の屋敷。明治26年の土地所有調査で同家所有の土地は35ヘクタール、東京ドーム7・4個分にものぼるとされる。江戸時代後期には銀行の役目を果たし、酒造業にも着手。明治時代後半にはビール製造と販売も行った。現存する母屋は1861年の火災で焼失した後に建て替えられた。

近年は、歴史的文化財として地元では保存会が設立され、町に伝わる古田人形芝居の上演や邦楽のコンサート、地元小学生らの体験学習などで活用。しかし、昨今は保存会も高齢化が進み、運営・維持が困難になっていた。

大澤店主は4年前、所有する親族から屋敷の今後について相談を受けたのを機に、居住する東京から再三来訪。地元民らと交流する中で「いろんな人たちが愛着を持って考えていてくれる」と実感。自ら再生・活用することを決意したという。

カフェとして利用するのは玄関から続く土間部分が中心。昔ながらの大きな梁(はり)や白壁など、元の姿は極力残し、照明も最低限に絞って、古民家の雰囲気を生かすよう工夫している。

提供するのは、長野県のほか埼玉や茨城、スコットランドなど17種類のクラフトビール(地ビール)やワインが中心。県内産果実を使ったソフトドリンク各種や同野菜をふんだんに使ったつまみ類も用意される。

大澤店主は「本格的な古民家の歴史と雰囲気を感じながら、ゆっくりと飲食を楽しんで」と利用を呼び掛けている。6月中は週末を中心にプレオープンしている。金曜日は午後6時~午後10時、土曜日は正午~午後3時と午後6時~午後10時、日曜日は正午~午後3時。駐車場あり。問い合わせは箕澤屋(電話050・5316・7702)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP