浄化水での水耕栽培順調 クリーンレイク諏訪

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クリーンレイク諏訪で浄化水を利用して水耕栽培しているマリーゴールドなどの植物

県諏訪湖流域下水道事務所豊田終末処理場(クリーンレイク諏訪、諏訪市)が取り組んでいる浄化処理後の水を活用した水耕栽培の実験で、種から育てたマリーゴールドの花が咲いた。野菜も育っており、八町博明所長は「下水処理に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話している。

同処理場は諏訪地方6町村と北佐久郡立科町の一部地域の下水を処理している。浄化後、ほとんどの水は諏訪湖に直接放流し、一部を場内で利用している。処理水は、受け入れる家庭や工場からの排水と比べると、わずかな量だが、植物の成長に有効な窒素やリンなどの栄養塩類を含んでいることから、花や野菜の水耕栽培に応用しようと試みている。事務所入り口近くの池で実験を続けている。

マリーゴールドは5月に種をまき、数日で発芽を確認。その後も順調に育った。キュウリやトマトは苗から育てている。肥料を与えなくても処理水だけで栽培できるのがポイントでマリーゴールドはオレンジ色の花が次々と咲いている。設置台は壊れたすのこなどの廃材を活用、栽培ポットも廃品の容器を加工して作った。

同処理場は処理水を直接諏訪湖に放流するため、リンを除去する工程がある。八町所長は「栽培に最適な養分を含んだ水とは言えないが、それでも十分育った」と話す。施設の一般公開時などでも実験の意図や結果を紹介し、処理場の役割と合わせて親しまれる施設づくりを図っていく。

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