「市民1スポーツ」を 茅野市が推進計画策定

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茅野市スポーツ推進計画の主な達成目標

茅野市は、スポーツ振興の方向性や具体的施策を示す「スポーツ推進計画」(2018~22年度)を策定した。子どもの体力低下や運動をする子としない子の二極化、低調な成人のスポーツ実施率を踏まえ、生涯を通じて一つ以上のスポーツに親しむ「市民1スポーツ」を推進し、施設の整備や機会の充実を図るとしている。

スポーツの価値と社会的役割の重要性を定義した2011年の「スポーツ基本法」制定を受け、同市の第5次総合計画や教育大綱に対応する体育・スポーツ分野の分野別計画として初めて策定した。

計画は「全ての市民が豊かなスポーツライフで生涯を楽しく健康に生きる」を基本理念に掲げ、市民1スポーツによる体力向上とスポーツを支える活動への参画に重点を置いた。基本目標は▽地域での子どものスポーツ機会充実▽ライフステージに応じたスポーツ活動推進▽市民が主体的に参画するスポーツ環境整備▽競技力向上の体制強化と指導者養成推進▽スポーツの果たす役割の活用―の5本柱。それぞれ具体的な施策と5年後の目指す姿を示した。

計画によると、小中学生の体力は柔軟性と俊敏性、持久力、筋力が全学年で県と全国の平均を下回っていて、その差は低学年で大きい。自然の中で遊ぶ機会が減っていることから「複雑な体の動きを獲得する機会が減っている」とし、「保育園や学校での積極的な取り組み、保護者の理解と協力が重要」と指摘した。

子どものスポーツは、スポーツクラブや学校の部活動が中心で「スポーツをする子どもと、しない子どもの二極化が進んでいる」と懸念。スポーツ少年団への加入や、運動部活動の柔軟な運営(他校・競技団体との連携など)を促した。過度な活動にも警鐘を鳴らし、子どもの生活全般を見通した配慮を求めた。

成人の週1回以上スポーツ実施率は30・2%(2016年度)で、全国の42・5%、県の45・1%を大きく下回っている。スポーツの「敷居を下げる」(スポーツ健康課)ことを進め、初心者や就労者、子育て中の女性(家族)、高齢者、障がい者が参加しやすいイベントやアウトドア行事、ニュースポーツの普及に努める。

このほか、市運動公園(玉川)に「第2体育館」の整備を検討する。競技力向上については市体育協会と連携して各競技団体の強化練習を支援するほか、指導者の資質向上や幼児期、小中学校、高校と継続して指導できる体制づくりを検討する。さらに、県内プロスポーツや合宿の誘致を進め、地域経済の活性化に取り組むとした。

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