諏訪湖のヒシ影響は 水草学習会と稚エビ放流

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学習会終了後に行われた稚エビの放流

諏訪湖の改善を目指す官民組織「諏訪湖創生ビジョン推進会議」は27日、湖内の水草学習会を諏訪市のクリーンレイク諏訪で行った。約30人が参加し、大量に繁茂する水草ヒシの特徴や対策などについて理解を深めた。稚エビの放流も行った。

講師を務めた県水産試験場諏訪支場の沢本良宏支場長は昨年のヒシの繁茂状況を報告し、最大で諏訪湖の表面の約13%を占める172ヘクタールになった分布調査結果を報告。「繁茂面積は減少傾向だが、1回の刈り取りでは面積縮小にはすぐに結び付かない」とした。ヒシ除去の適切な時期についての会場から質問があり、「6月上旬から中旬ごろ」と目安を伝えた。

漁獲量や生息数が減少しているエビやシジミについても語った。エビを増やすには隠れ場所などになる石積みの護岸や沈水植物の藻場の必要性を伝えた。シジミの飼育方法も紹介した。

県諏訪地域振興局環境課はヒシについて波浪浸食の防止、魚の産卵生息場所の提供といった利点と景観の悪化、枯死による水中の貧酸素化、底質土の泥状化などの欠点を説明した。

終了後は、会場近くの小川漁港に移動し、体長5センチほどのスジエビ200匹、1~3センチのヌカエビ1000匹を放流した。参加した百瀬篤さん(69)=諏訪市湖岸通り=は「水辺に出て湖の生き物に関心を持ち、今の諏訪湖がどうなっているのか感じることが大切。子どもたちにも水辺で考える機会の提供が大事だと思う」と話していた。

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