「駒ケ根ビューホテル四季」譲渡へ

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市は10日、市の第三セクター駒ケ根観光開発(社長・堀内秀副市長)が運営する駒ケ根ビューホテル四季(同市北割一区)の事業を、市内でリゾートホテルを運営する三河湾リゾート・リンクス(愛知県岡崎市)に譲渡する方針を明らかにした。赤字決算が続く駒ケ根観光開発の抜本的改革に向けた対応で、市が所有するホテルの土地は2560万円で売却する。市では譲渡に関わる議案を19日に開く市議会臨時会に提出。今後、同社の解散、清算に向けた手続きを本格化させる。

同ホテルは駒ケ根観光開発が市の土地を借りて建設し、1999年1月にオープン。近年は利用者数の減少により厳しい経営を余儀なくされ、債務超過に陥っている。市では2014年度から「第三セクター等改革推進債」を活用した同社の抜本的改革を検討し、今年度は会社の解散を視野にホテルの譲渡先を公募。駒ケ根高原でリゾートホテルを運営する三河湾リゾート・リンクスの1社のみが応募し、審査を経て譲渡先に決まった。

市によると譲渡後もホテルは営業を継続。運営会社では施設の一部を改修して使用し、現在の従業員17人も引き続き雇用する考えという。

同日、市役所で会見した杉本幸治市長は「前々から厳しい経営が続いており、リスク上の課題だった」と指摘。清算後の債務は三セク債を活用して「市が損失補償する」とし、債務の確定により「市の財政健全化に向けた方向性も出てくる」と歓迎した。

駒ケ根観光開発では17日に開く取締役会と株主総会で建物部分の譲渡を決定。その後、会社の清算に向けた手続きの準備に入る。

おすすめ情報

PAGE TOP