高遠藩の進徳館開校描く 咲花座が8月に公演

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劇の見せ場となるチャンバラの稽古をする咲花座のメンバーら

上伊那地方の演劇愛好者でつくる劇団「咲花座」は明治150年記念公演として、明治時代の偉人を数多く輩出した高遠藩の藩校「進徳館」を開校するまでのいきさつを描いた劇「明日を記す」を上演する。第2回いなっせ演劇フェスの一環で8月11、12の両日、伊那市荒井のニシザワいなっせホールで行う。史実を基に、同劇団が得意とするチャンバラを取り入れるなどアレンジを大幅に加えた劇を演じる。

同フェスは演劇愛好者の発表の場をつくるとともに、演劇を通して地域の活性化につなげようと昨年から始まった。同フェスで明治150年の節目に絡めた劇を上演してほしい―と主催団体の一つ、市教育委員会から提案を受け、同劇団の坂田劉備(本名・橋爪将太)さん(23)が脚本を手掛けた。

脚本では、8代藩主の内藤頼直や藩主に開校を進言した中村元起など実在の人物のほか、開校を快く思わない架空人物らが登場する。けして裕福とは言えない高遠藩で教育の場は必要なのか―と人々の葛藤や信念、因縁などが交錯し、明治時代へと思いをつないでいくストーリー。見せ場では、緊張感あふれる立ち回りを繰り広げる。

同劇団は、20~50代の社会人5人が所属。今回の公演に向けて知人らに声を掛け、現在は15人ほどで活動している。いなっせを拠点に週3回、仕事の合間を縫って平日の夜や休日に集まり稽古を重ねている。

中村役を演じ、演出を担当するあみみ(本名・倉田歩美)さん(26)は「メインのチャンバラを楽しみつつ、伊那谷の歴史に興味を持ってほしい。今、当たり前に受けている教育にも、こんな思いがあるんだと考えながら観てもらいたい」と来場を呼び掛けている。

上演は11日午後7時、12日午後5時から。チケットは前売り1000円、当日1500円で、同フェスの全ステージを観劇できる。

記念公演の問い合わせは同劇団の捧剛太さん(電話090・3229・3735)、同フェスの問い合わせは市生涯学習センター(電話0265・78・5801)へ。

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