地元産の小春二条で「宝剣岳Ale」仕込み

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専用の機械で粉砕される地元産二条大麦の麦芽

地元産の原料にこだわった地ビール造りに向け駒ケ根市や宮田村、南信州ビールなどで構成するプロジェクトチームは2日、地元産の二条大麦を原料とした地ビール「宝剣岳Ale(エール)」の仕込み作業を同村の南信州ビール駒ケ岳醸造所で行った。6次産業化の一環として昨年度商品化した地ビールの醸造は2年目。今後、3週間ほどかけて発酵、熟成させ、7月末の完成を目指す。

農産物の6次産業化や水田の新たな転作作物を探る中、2015年度に始めた取り組み。両市村で試験栽培する二条大麦「小春二条」を原料にした地ビール造りに挑み、昨年夏、商品化にこぎ着けた。

今年の地ビールには17年度に収穫された大麦のうち約270キロを使用した。この日は麦芽に加工された大麦を専用の機械で粉砕し、80度前後のお湯と混ぜて糖化。これをろ過した麦汁にホップを加えて煮沸し、タンクに移して発酵させる。

仕込みを担当した醸造士の丹羽隆さん(36)によると、昨年のビール造りは大麦の特徴を見極める試作の意味もあったといい、地元産二条大麦の麦芽は同醸造所で使用する英国産に比べ「さくさくしていて皮が薄い。その分雑味も少ない」と指摘。今年は「大麦の特徴をもっと生かしたい。モルト感を出しながらも夏らしく飲みやすいビールを目指す」といい、アルコール度数は昨年より1%高い6%に仕上げる予定だ。

今年の宝剣岳エールは330ミリリットル瓶換算で約3000本分(1000リットル)醸造。南信州ビール直営レストラン「味わい工房」や上伊那の酒販店で扱うほか、駒ケ根市の市民夏祭り「KOMA夏!!」(28日)の会場でも販売する。

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