早い梅雨明け 夏本番で観光に特需

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梅雨が明け、青空が広がる霧ケ峰ではニッコウキスゲを見ようと多くの観光客が訪れている。好天が観光業の強い味方になりそうだ=2日

例年より22日も早く、6月29日に梅雨明けした諏訪地方で夏の観光が本格化し始めた。各地では県外ナンバーの車両も多く見られ、観光業を中心に「特需」が広がっている。一方、季節が前倒しになったことで農作物への影響を懸念する声も上がる。今後高温が続くと予想され、県諏訪保健福祉事務所は熱中症への注意を呼び掛けている。

夏本番を迎え、自然界も衣替えをしつつあり、諏訪市郊外の霧ケ峰高原の富士見台周辺ではニッコウキスゲが早くも姿を見せ始めた。県霧ケ峰自然保護センターによると、春先の暖かさなどが影響し、例年より1週間~10日ほど早く成長しているという。6月中旬から花がちらほら見え始めたといい、今週末には見頃を迎えそうだ。

天候に大きく左右される観光業の関係者も今年の早い梅雨明けを歓迎している。霧ケ峰で温泉宿「ヒュッテ霧ケ峰」を経営し、霧ケ峰旅館組合の組合長を務める有賀文夫さん(71)は「涼しさを求めて多くの観光客が霧ケ峰を訪れている。早めの梅雨明けで観光客の出足は順調」と喜ぶ。平日でもツーリングのライダーやニッコウキスゲを撮影するカメラマンなどの予約が入り始めたという。「今後も多くの人に来てもらえれば」と期待する。

一方、農作物への影響について不安視する声もある。諏訪農業改良センターは「梅雨が明け、雨が少なくなるとダニなどの害虫被害が出てくる可能性がある」と指摘。「花も高温で生育が早まることも考えられる」としている。

健康への影響については県諏訪保健福祉事務所では「急な梅雨明けにより、暑さに慣れていない人は熱中症になりやすい」と警鐘を鳴らす。小まめな水分補給と通気性のいい服装にするなど予防対策の徹底を呼び掛けている。

長野地方気象台によると、3日は晴れ時々曇りの予報で、4日以降は雨の日が続くとしている。

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