御前崎と諏訪が歴史交流 伝説が縁、情報共有

LINEで送る
Pocket

諏訪市博物館を見学する御前崎市関係者

静岡県西部地方に伝わる「遠州七不思議」に諏訪湖が登場する縁で、同県御前崎市の職員らが3日、諏訪市を訪れた。諏訪市博物館で開いた会合には両市から計10人が参加。両市が県の垣根を超え、歴史・文化の情報を共有し、地域の魅力を発信していくことを確認した。

「遠州七不思議」の一つに、桜ケ池(御前崎市)に沈められた「お櫃」がその後、諏訪湖に浮かんできたという言い伝えがある。桜ケ池と諏訪湖はつながっているという伝説がある。

また、御前崎市は諏訪市と人物的なつながりもある。2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で御前崎市ゆかりの武将・新野左馬助親矩公の活躍が描かれ、地元で話題になった。この武将のことを後世に語り継ごうとする御前崎市の地域住民らでつくる「新野左馬助公顕彰会」の初代会長の故鈴木東洋さんは生前、諏訪市博物館に自身が所有していた諏訪家の甲冑を寄贈した経緯がある。

こうした背景から御前崎市は諏訪市と歴史・文化をはじめとする幅広い分野で地域間の情報を共有していこうと連携を呼び掛けた。今回の会合には、同会の西島昌和会長(75)=御前崎市=のほかに、鈴木さんの長女の宇佐見匡子さん(60)=名古屋市=も参加。互いの歴史的背景を学び合いながら、両市教委が窓口になり連携を図っていくことになった。

諏訪市教委の土田雅春教育次長は「機会があれば、こちらも御前崎市にうかがいたい思いはあるので、今回はその最初のつながりになれば」、御前崎市教委社会教育課の鈴木弘康課長は「伝説が残っているので、両市は昔から何らかの交流があったのではないかとも考えられる。今後、情報交換しながらいろんな分野で交流し、親睦を深めたい」とそれぞれ協力し合うことを確認した。

西島会長は「大河ドラマを契機に諏訪市と歴史交流などできれば」と期待していた。
 会合終了後は御前崎市の関係者は市博物館や諏訪大社上社本宮を見学し、諏訪信仰や歴史を学んだ。

おすすめ情報

PAGE TOP