2018年07月05日付

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「お客さんが笑顔になるとうれしい。そんな気持ちになれるように、ずっと続けようと思った」と語ったのはお花屋さん。お茶屋さんは「自分がいれたお茶を飲んだ人が一息つき、『ああ、落ち着く』と言ってくれる。いつまでもそう言ってもらいたくてやっている」と話した▼人のためになっていることを実感できる喜び、とでもいえばいいのだろうか。中学生から、それぞれの仕事の魅力や事業を始めた理由を問われた大人たちの答えには、共通するものが感じられた▼伊那市内の中学校が行った起業家教育。地域で事業を営む人たちを学校に招き、起業家的な考え方や生き方を学んだ生徒らは、自分の将来のことを考え、日常生活での困難に対応できる力を養う機会にした。先生役の大人たちの中には、古里に帰ってきて家業を継いだ人もいれば、新たに事業を始めた人もいた▼事業には社会的な責任がつきものだろうし、経営として成り立たせていくためには苦労もあるはずだ。お花屋さんやお茶屋さんの言葉には、大変なこともあるけれど、喜びがあるから続けられるという気持ちが込められているように思う▼お菓子屋さんが「人を喜ばせる力をつけることができれば、勉強も仕事もうまくいく」と話していた。喜ばせたい人がいるかどうかは成功の重要な鍵になるそうだ。ならば、大人は子どもの成長を喜ぶ姿を素直に見せて、支えていくべきか。

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