各地で大雨被害 駒ケ根市中沢など避難勧告

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テレビのニュースを心配そうに見つめる駒ケ根市中沢の吉瀬集会所の避難者ら=5日午後4時ごろ

前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、5日の県内は南部を中心に大雨となった。長野地方気象台によると、降り始めから午後7時までの雨量は宮田高原で183・0ミリ、飯島で171・5ミリを観測。駒ケ根市は、土砂災害の危険が高まっているとして、同市中沢と上赤須の一部地域に避難勧告を発令。下平の一部地域にも避難準備・高齢者等避難開始情報を出した。倒木による主要幹線道路の通行止めや停電なども相次いだ。

駒ケ根市では5日午後6時、土砂災害の恐れがあるとして、同市中沢の吉瀬、上割、南入と上赤須の第4蟹沢の4地区計106世帯293人に対し、避難勧告を出した。同時に、天竜川の増水に伴い、川沿いに位置する下平の小鍛治、入口、小屋、中央、相田の5地区計121世帯371人に対し、避難準備・高齢者等避難開始情報を発令。市内6カ所の避難所や自宅の2階などへ移るよう安全確保を呼び掛けた。

同市では午後2時、中沢の3地区に対し、避難準備に関する情報を発表。その後、対象地域を拡大し、避難勧告などを出した。

このうち、同市中沢の吉瀬の避難所となった吉瀬集会所は午後4時現在で5人が避難。住民は雨について話すなど落ち着いた様子だったものの、テレビのニュースで流れる災害情報を心配そうに見つめていた。妻と2人で避難した林輝男さん(75)は「在宅中に情報を知った。家の外を見たら大雨だったので、すぐに避難しなければと思った」と振り返った。同地区の林恒平自治会長(62)は「今は洪水などが発生していないが、6~7日の雨でどうなるだろうか」と不安げに話した。

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