小井川区壮年会「村芝居」15日 岡谷市

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本番に向けて稽古に励む出演者たち

岡谷市の小井川区壮年会による恒例の「村芝居」が15日、小井川区民会館で開かれる。30年以上続く区民演芸祭の呼び物で、今年は明治初めを舞台にした「加茂町三丁目の夕日」を上演する。時代設定をこれまでの江戸時代から初めて近代に移した。「笑いあり、涙ありの人情喜劇」という基本路線は変わらず、理不尽な権力者に立ち向かう庶民の姿を痛快に描く。

舞台は明治4年の「高嶋県追川村」。ある日、米国大使が養子を探しにやって来る。そこに来た仙次郎を気に入った大使は養子になるよう持ち掛けるが、聞き入れてもらえない。外交問題になることを恐れた役人たちは大使の機嫌を取るため、仙次郎を手に入れようと画策する。

村の長屋に住む仙次郎は母親を亡くし、一人で暮らしていた。そんな仙次郎を守ろうと長屋の住人たちは必死で立ち向かうが、力及ばす。仙次郎は「自分が養子になればすべて丸く収まる」と米国行きを決意。住人は涙を流すが事態は意外な方向に進む-。

今年も脚本・演出を手掛ける増澤誠司さん(60)は「映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のようなほのぼのとした作品を作りたかった」という。一方で、笑いの仕掛けは健在。米国大使は話題の人物を彷彿させ、文書改ざん、セクハラ問題といった世相を風刺するネタも随所にちりばめられる。「最後はハッピーエンド。やっぱり地元がいいというところに落ち着く」と見どころを話す。

子どもから大人まで出演者、裏方を合わせて約40人が参加。稽古は5月半ばから始まり、6月以降はほぼ毎日、学校や仕事を終えてから集まる。宮坂雅章会長は「村芝居は観客との距離が近く、一体感が魅力。喜んでもらえる舞台にしたい」と意気込む。

当日は午後2時ごろ開演。区民以外も歓迎している。

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