山の天気を英語と韓国語で発信 ヤマテン

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外国人登山者向けに山岳気象情報の発信を始める「ヤマテン」の猪熊さん

山の天気予報専門の会社「ヤマテン」(本社茅野市)は今月から、外国人登山者向けのインターネットサービスを開始した。近年、外国人登山者の増加とともに外国人遭難者も増えてきていることから、事前に気象リスクを情報発信し、遭難事故の減少に貢献したい考え。全国18山域59山頂の天気予報を発信する同社の日本語版サイトの一部サービスを英語版と韓国語版で見られるようにした。

同社は全国の山頂天気予報を山岳気象に精通した気象予報士が発表。具体的な気象リスクや大荒れ情報のほか、「今週末のおすすめ山域」のメール配信もある。昨年からは県と契約し、夏山や秋山でパトロールに当たる県警や遭対協に山岳気象の情報提供も始めた。

外国語版では、2日先まで6時間ごとの山頂の天気、気温、風速・風向き、気象リスクに関する警戒事項を発表する。お盆期間や年末年始、大型連休などの前に発表する週間予報や、雨雲レーダー、ライブカメラも閲覧できる。日本語版と同じく、月額324円の会員登録制(メール配信はない)。

2013年7月には中央アルプスで韓国人登山者の気象遭難が発生。外国人のバックカントリースキー客の遭難も増えている。同社の猪熊隆之社長(47)は「韓国では2000メートル級の山がなく、遊歩道が整備されているような山が多い。欧米の人はテント泊がほとんどで、気象リスクを受けやすい」と、外国人特有の危険性を指摘。「外国の人が日本の気象の特徴を学べるようなサイトにし、少しでも気象による遭難を減らしていきたい」と話している。

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