98歳の矢崎さん”ご長寿木やり” 春宮二の曳行後押し

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春宮二のハナに乗り、元気な木やりで氏子を鼓舞する矢崎さん

春宮二のハナに乗り、元気な木やりで氏子を鼓舞する矢崎さん

諏訪大社御柱祭の下社里曳(び)きで14日、98歳の木やり師、矢崎武さん=岡谷市長地鎮=が、曳き建てに奉仕する春宮二之御柱のハナに乗って元気な節回しを響かせた。「縁起がいい”ご長寿木やり”で元気満点だ」と氏子たち。大先輩の健在ぶりが曳行(えいこう)を後押しした。

1918(大正7)年生まれの矢崎さんは、今年で15回目の御柱祭を迎えた。子どもの時に地域の古老の手ほどきを受けて木やりを始め、良く通る声を褒められて、めきめきと上達。戦後は担い手を増やそうと、有志で長地御柱保存会の前身となる保存会を結成。名人芸を次世代へ伝え、現在も保存会顧問として後進の活躍を鼓舞し続けている。

4月の下社山出しで木やりの力に感動し、保存会に入会したという信州大学付属松本中学校2年の宮坂真菜美さん(14)=同市長地柴宮=は、大先輩の姿に「全く年齢を感じさせない。”御柱魂”で頑張っている姿がとてもかっこいいです」。

矢崎さんは「木やり一筋の人生。周りのみんなが矢崎、矢崎と引き立ててくれるのがありがたくてね」と感謝。「若い会員が増えてうれしい。教えたことをしっかりやって、元気に歌ってくれたらいいね」と笑顔で話した。

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