鏝絵受け継ぐ「まてのくら」オープン 原村

LINEで送る
Pocket

村郷土館敷地内にオープンした鏝絵文化の情報発信拠点となる「まてのくら」

原村の郷土館敷地内にあった土蔵のリニューアル工事が完了し、14日に「まてのくら」として新たにオープンした。1階は鏝(こて)絵に関する資料、2階は昭和の民具を展示しており、八ケ岳西麓山浦地域の伝統文化として今に残る鏝絵の発信拠点とし、また昭和30年代の村民の暮らしぶりを後世に残す施設として生まれ変わった

土蔵は、かつて村役場の書庫として使われていたもので、昭和50年代に現在の場所に移築された。これまで民俗史料の保管場所として活用してきたが、村では「日本で最も美しい村」連合加盟の評価ポイントにもなった鏝絵の伝統を後世に受け継ぐ情報発信施設として改修することを決めた。

蔵は幅約6メートル、奥行き約5メートルの2階建て。外壁は「なまこ壁」とし、左右2方向の壁上部と入口扉周囲に鏝絵を配した。名称の「まて」は方言で、「きちょうめん」などを意味する言葉。土蔵を米蔵として使い、節約をしてまめに暮らしてきた村民の思いを込めたという。

オープン式典には、関係者や地域住民ら約100人が集まった。五味武雄村長は「鏝絵文化を後世に伝え、鏝絵技術を継承していくことがわれわれに与えられた責務」と話し、参加者全員でオープンを祝福した。

式典後は、オープンを祝うもち投げのほか、漆喰(しっくい)壁塗りや鏝絵の色付けの体験、木舞の玄関飾り作りなども行った。敷地内には、原中学校美術部員が描いたまてのくらの絵も飾られた。

7~8月は月曜を除き毎日、9月は土日祭日のみ開館する。時間は午前9時~午後5時。問い合わせは村教育委員会文化財係(電話0266・79・4815)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP