県消防ヘリ事故 消防学校同期が慰霊登山計画

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県消防防災ヘリコプター墜落事故で同期2人を失い、慰霊登山に臨む思いを語る茅野消防署の篠原庶務係長

昨年3月に起きた県消防防災ヘリコプター墜落事故で、亡くなった瀧澤忠宏さん=当時(47)、長野市消防局派遣、松本市=、小口浩さん=当時(42)、松本広域消防局派遣、塩尻市=と県消防学校(長野市)で同期だった36期生が、8月6日に松本市入山辺の墜落現場で慰霊登山を計画している。事故犠牲者の供養と、改めて危険を伴う消防業務の安全第一を胸に刻む機会にする。

1993年卒業の36期生は当時105人が在籍。今年3月5日に松本市で開かれた一周忌には同期30人ほどが集い、この場で慰霊登山の実施を決めた。

呼び掛け人の一人で、消防学校当時、同期の副班長だった諏訪広域消防茅野消防署の篠原真二庶務係長(49)は「もう一度、同期で気持ちを一つにして2人の分まで仕事をしたい」と思いを話す。2人へのメッセージを形にしたいと、「ふたりの魂は36期と共に」の言葉が入ったそろいのTシャツ製作を提案し、自らデザイン。このTシャツで慰霊登山に臨む。

登山の日どりは、一番最後に死亡が確認されたという瀧澤さんの月命日に当たる6日を選んだ。慰霊登山には小口さんの家族6人も参加するという。当日は総勢約30人が参加予定。

亡くなった消防隊員が所属した県消防防災航空隊は、県内各消防から派遣された隊員で構成され、任期は3年。将来を嘱望される人材が各消防から集うといい、篠原さんは「36期から2人も選ばれて誇らしかった。同期みんなで応援していた」と無念さをかみしめる。「事故を受けて、何事にも安全最優先という気持ちが強まった。これからも若い隊員が安全に活動できるように同期で思いを共有したい」と決意している。

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