急カーブ一心同体 秋宮4本 難所の魁町通過

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多くの氏子の心と技を結集させて迫力ある曳行で魁町に入る秋宮一之御柱

多くの氏子の心と技を結集させて迫力ある曳行で魁町に入る秋宮一之御柱

秋宮に向かう4本の御柱は直角に入る魁町で見せ場があった。秋宮一の諏訪市上諏訪と秋宮四の下諏訪町全町は綱から入り柱の後方まで一気に通過。岡谷市川岸の秋宮二と岡谷市旧市内の秋宮三は綱返して方向転換。どの柱も元綱、てこ、追い掛け綱の各係が一心同体で力を合わせた見事な通過に、観客から大きな拍手が起こった。

御柱の右左折には、綱返しを行う。上諏訪地区は前々回から、曳き綱から入れてそのまま柱を通過させている。今回も、通常のてこ棒以外にも「鬼でこ」「極太」など5種類の道具を準備し、3月から毎週練習。模擬の柱で、さまざまな状況を想定し本番に備えた。

綱を曳く大勢の氏子が魁町の通りに流れ込み、直径20センチの「二股」1本で支点にして方向転換。「トンボ」を使い後方から柱を送り出し、お祭り騒ぎで一気に通過させた。同交差点に面した自宅で家族と見物した丸山美菜子さん(38)は「見事で、迫力がある」と地元住民も感激の曳行だった。

梃子委員長の関俊一さんは「けがが無くよかった」。また「成功したが、次回につながる課題もある」と元綱委員長の伊藤光さん(44)。だれもが完璧に見えた難所の通過だったが、綱がたるみ、きれいに入って行かなかったのだと言う。「上諏訪の綱は、止めずにきれいにまわすことを目標に練習してきただけに…」。次回は、さらに技を向上させた通過に意欲的だった。

地元の秋宮四もにぎやかに魁町へ。柱を制御する追い掛け綱係の見せ場でもあり、無事成功を喜び合った。かつて追い掛け係長を務めた同係相談係(72)は「華やかさが求められているが、安全が重要」。綱返しをしない手法は2回目だが、「柱の状況や動きを見て、各係の長が相談して対応する」。綱返しをする場合もあると話した。

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