縄文日本遺産 発信活性化協が発足

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轟会長を選出した甲信縄文文化発信活性化協議会の設立総会

日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」に認定された八ケ岳を中心にした縄文遺跡に関連する長野、山梨の両県と市町村で構成する甲信縄文文化発信活性化協議会の設立総会は25日、下諏訪町の下諏訪総合文化センターで開いた。ホームページの立ち上げをはじめ、ガイドブックの作成や甲信縄文フェスティバル、学習旅行などを企画する初年度の事業計画を決めた。

ホームページは、八ケ岳の縄文文化のストーリーや文化財のごとの特徴、交通アクセスなどを多言語で発信する。ガイドブックは地域内の縄文文化財をまとめ、日本語版7700部、英語版1500部を発行する。

甲信縄文フェスは、地域住民への啓発普及活動として土器や土偶を使った体験プログラムを計画。学習旅行は、地域内の小中学生がバスで縄文遺跡を巡り、理解と愛着を深める。

初年度は文化庁から文化芸術振興費補助金4200万円を受けた。3カ年で9820万円が交付される予定で、案内人の育成や縄文トレイルの周遊ルートの開発、統一看板の設置などを計画する。

総会では会長に県教育委員会教育次長の轟寛逸さん(58)を選出。轟会長は「中部高原の縄文の美意識は、ほかの地域と違っていて差別化が重要。過去の遺物として語るのではなく、現代につなげて考えることができる」とあいさつした。

「星降る中部高原の縄文世界」は、八ケ岳一帯に残る遺跡の縄文人の高い文化性と芸術性から、日本遺産に認定された。同協議会は両県が事務局になって縄文文化遺産の魅力を発信して観光と文化を振興し、地域活性化を図る。

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