独自ブランド観光客に試験販売 茅野市笹原区

LINEで送る
Pocket

開発した商品を手にする右から堀内会長と武安さん

茅野市笹原区の区民などでつくる笹原観光まちづくり協議会が、「御射鹿池の恵」のブランド名で商品開発した地元産の農産物や加工品を、8~9月に同区を訪れる日帰り観光ツアーに合わせて試験販売する。協議会は、まち歩きや自然体験、古民家再生など来訪者や移住者を増やす事業を計画しており、「観光という手段で笹原を元気にしたい」と意気込んでいる。

笹原区は八ケ岳の麓に位置する約90戸の集落。農業や土木、林業が主な産業で、蔵や鏝絵、池のある庭など古いまち並みが残る。東山魁夷画伯の名作「緑響く」のモデルとなり、観光客が訪れる「御射鹿池」がある半面、集落では人口の減少が課題になっていた。

協議会(35人)は昨年9月、人口減少に歯止めを掛け、「住みたい、帰ってきたい集落」をつくろうと発足。古民家を宿泊施設に改修したり、暮らしや歴史、自然を感じる散策路の整備を模索したりしている。

「御射鹿池の恵」は、御射鹿池の水で育った農産物をブランド化する取り組みで、すでに商標登録済み。ツアーでは、ゆめしなのの無洗米真空パック(450グラム、500円)、ゆめしなので作った2倍濃縮の甘酒(180グラム、300円)、エゴマともち米のセット(計500グラム、800円)、寒さを生かした凍み大根(60グラム、400円)、食用ほおずきジャム(130グラム、600円)を販売する。

来春以降の本格販売を目指す。直売所やホテルなどで販売するや遊休農地の解消につなげる考えだ。

ツアーは「緑響く」などの東山作品が茅野市美術館を展示する市制施行60周年記念の企画展(28日~9月9日)に合わせ、ちの観光まちづくり推進機構(同市)が企画。美術館と古民家カフェ指北庵、御射鹿池、東山画伯が滞在した渋・辰野館、笹原区を巡る。参加費は8900円。

笹原区では協議会員がため池の役割を説明し、昔ながらの自然水路にも案内する。公民館に販売コーナーを設け、商品や野菜を販売するという。堀内泰次会長(69)と事務局の武安茂美さん(67)は「笹原の良いものを形にして知っていただき、ブランドを確立して笹原を元気にしたい」と話している。

ツアーの問い合わせは、同機構(電話0266・73・8550)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP