2018年07月28日付

LINEで送る
Pocket

猛暑の中、取材で訪れた伊那市長谷の黒川。川遊びを楽しむ園児たちを追って清流に入ったのだが、やってしまった。川底の石で足を滑らせてドボン…。カメラを持ったまま沈んでしまった▼自分の服やカメラより心配になったのは、写真データが保存された記録メディア。消えてしまえばこの日の取材が水の泡となる。水濡れには案外強いと聞くが、カメラは動かず不安は募る。川の取材に対する準備不足を猛省しながら、パソコンを置いた車内へ。「よかったー」。記録データは無事だった▼ところで川遊び。伊那市の公立保育園で昭和40年頃から続く伝統行事で、今夏も各園の年長児が楽しんだ。浮輪で川下りをしたり岩場からダイブをしたり。昆虫を探し魚をつかみ、焼いた魚を味わう。保護者も協力してほぼ1日を川辺で過ごす▼半世紀たつのだから親子3代で体験した方もいるのだろう。川は自然の宝庫、五感を駆使した遊びができる場。もちろん危険も潜み、自分のような準備不足は論外だが、さまざまな危険や備えを学びながら、「多少の危険」に挑んだり失敗したりすることで、生きるための力も養える▼この猛暑で平成最後の夏は記録にも記憶にも残りそうだ。暑さを和らげてくれた古里の清流、大自然の中で友と遊んだ記憶。20年、30年先まで頭の中に残り、豊かな自然と遊びがある古里で子育てをしたいと思ってくれたらうれしい。

おすすめ情報

PAGE TOP