紅茶で義援金 広がる人の輪 岡谷の倉澤さん

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チャリティーティールームでおしゃべりを楽しむ英国紅茶インストラクターの倉澤繁枝さん=左手前=ら

英国紅茶インストラクターの倉澤繁枝さん(67)=岡谷市川岸上=が、東日本大震災後の2011年10月から毎月2回開いてきた「チャリティーティールーム」が、25日で221回目を迎えた。「紅茶を飲むとその代金が義援金になる」取り組みで、前回(220回)までの累計は、延べ参加人数3653人、義援金は156万円を超えた。「友達に誘われて来たが、いろいろな話をすることが楽しい」と参加者。被災地支援の地道な活動が、人の輪を広げることに役立っている。

チャリティーティールームは同市湖畔のサスナカショールーム「リファインすわ」で、原則第2、第4水曜日午前11時~午後4時に開いている。インストラクターの資格を取った直後に東日本大震災が起き、「自分は何ができるのか」と考えた倉澤さんが、2011年7月にリファインすわでチャリティーバザーを開いたことが、ティールーム開設につながった。

倉澤さんが用意した本格的な紅茶やケーキをお供に、集まった人たちは料理や趣味を話題におしゃべりを楽しむ。参加費500円のうち材料代などの経費分を差し引いた300円がさまざまな災害などの義援金になる。会場の使用料は同社の厚意で無料。代わりにこれまで日本赤十字社などに送った義援金は、倉澤さん名義ではなく同社の名前で送っている。

義援金の送付先は東日本大震災をはじめ、栄村、白馬村、九州北部豪雨などの被災地だけでなく、米国での心臓手術のための「愛子ちゃん募金」にも協力。現在は、福島第一原発事故に伴う放射能被害から子どもを守る活動をしているNPO法人いわき放射能市民測定室「たらちね」に寄付を続けている。

200回を超えたチャリティーティールームには毎回平均して16~17人が参加。当初から参加している倉澤さんの友達もいれば、友達の輪で話を聞いて今年から参加している人もいる。「今年になってから」という下諏訪町高木の女性(71)は、「料理のことや食器のこと、いろいろな話をしながら情報交換できるのが楽しい」と話している。

倉澤さんも「人や情報との新しい出会いがあり、私自身も続けることが楽しみになっている」と話し、これからもチャリティティールームを継続していく。

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