2018年07月30日付

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試合後の観客席でごみを拾う応援団。サッカーW杯ではそんな日本人の様子が各国メディアで取り上げられた。他国のサポーターにも姿勢が伝わり、拾い合う姿が見られたという▼日本人の環境美化への思いが行動の理由にあるのか。その国内の中でも、長野県はごみ減量への意識が強い。2016年度実績で1人当たりのごみ排出量が少ない都道府県の1位になった。全国トップは3年連続。山や高原、湖など自然豊かな地域の地元として誇らしい▼ごみ拾いは身近な存在だ。諏訪湖畔ではアダプト(里親)と呼ばれ、担当区間を決めて企業や団体が活動している。湖畔のホテルや旅館の従業員は行楽期の毎月の清掃を欠かさない。自主的に取り組んでいる人もいるだろう。ごみゼロの日の5月30日の活動をある男性が「偉大なるマンネリ」と言っていたことを思い出す。同じことを毎年続けているけど、大切なことだと言いたかったのだろう▼行政担当者に聞くとごみ排出量は減少しており要因の一つは人口減少だそうだ。一方で一人ひとりの排出量はあまり減っていないとも。環境面のキーワードである3R(リデュース=減量、リユース=再使用、リサイクル=再資源化)が言われて久しいが道半ばのようだ▼ごみ問題は人ごとではない。志は高く、取り組みは足元から。自分にできることは何だろうか。うず高く資料が積まれた机を見ながら考えた。

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