中尾歌舞伎後援会が発足 伊那市長谷

LINEで送る
Pocket

伊那市無形民俗文化財「中尾歌舞伎」の継承に向け、中尾歌舞伎保存会(西村篝代表)を支援する「信州伊那中尾歌舞伎後援会」の設立総会が29日、同市の長谷公民館で開かれた。設立発起人や賛助会員ら約20人が出席。会則や事業計画などを決め、会長に市教育委員会前委員長の松田泰俊さん(74)=同市長谷溝口=を選出した。任期は2年。

保存会は会員の減少や高齢化などにより昨年2月から活動を休止。今年2月に残されたメンバーで再出発し、4月に再出発の定期公演を行ったが、役者が大道具や会場係など裏方を兼任し、負担の増大が課題になっていた。3月には、これまでも中尾歌舞伎公演を支えてきた有志6人が発起人となり、後援会設立の準備を進めてきた。

事業計画では後援会の賛助会員の募集や寄付を募り、公演に向けた資金援助を計画。歌舞伎の演者やボランティアを養成し、子どもたちへの文化伝承も努める。公演時には保存会員は演者(役者部門)に専念し、小道具・大道具などの技術部門と広報・会場設定などの運営部門は後援会が担当する。また長谷中学校2年生が行っている「中尾歌舞伎ファンクラブ」の会員募集も後押しする。

就任あいさつで松田会長は「地域の伝統文化を伝える中尾歌舞伎保存会や中尾区の人たちに心から敬意を表したい。支援の輪を市内外に広げ、中尾歌舞伎が一層発展するように活動していきたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP