2018年08月06日付

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今年は月曜日で公式戦が組まれないため、明日の7日に行われるそうだ。プロ野球広島東洋カープの「ピースナイター」。本拠地マツダスタジアムの客席を緑色に染め、原爆ドームと同じ地上25メートルの高さに赤色で「ピースライン」をつくり平和を表現する▼原爆が落とされた8月6日に合わせ、「折りづるナイター」の名称で2008年に始まった。11年には漫画「はだしのゲン」の作者故中沢啓治さんが、15年は被爆2世で歌手の吉川晃司さんが始球式を行うなど、ゆかりのある著名人も参加して平和と核兵器廃絶への願いを世界に発信してきた▼サッカーJ1リーグでは、11日にエディオンスタジアム広島で、ともに被爆都市をホームタウンとするサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎が対戦する。この試合を「ピースマッチ」と位置付け、ピースナイターと同様の思いを込める▼広島、長崎は原爆により一瞬で焦土と化し、合わせて21万人が犠牲になった。両市だけではない。第二次世界大戦の死者は日本人だけでも310万に上ったとされる。子どもや女性を含む、数多くの一般市民も理不尽に命を奪われた▼戦争体験者の高齢化が進み、子どもたちに戦争の実相を伝える意義はこれまで以上に大きくなっていると感じる。楽しいイベントを通じてでもいいと思う。日常の暮らしに感謝し、戦争や平和について考える機会を意識的に設けたい。

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