聴導犬に学ぶ福祉 宮田小に「クラブ」発足

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介助犬の仕事ぶりを熱心に見守る宮田小聴導犬クラブの児童たち

介助犬の仕事ぶりを熱心に見守る宮田小聴導犬クラブの児童たち

障害者の生活を助ける聴導犬や介助犬との触れ合いを通じて、理解を深めようと宮田村の宮田小学校に「聴導犬クラブ」が17日、発足した。希望した4~6年生の24人が参加し、年間10回活動。村内にある日本聴導犬協会に出向いて犬の訓練や世話の仕方などを学ぶ中で、社会の一員として自分たちができる役割を見つめていく。

同校は地域を知る学習に力を入れており、昨年度は3年生が学ぶなど以前から交流がある同協会の活動に着目。連携して子どもたちの福祉の心を育もうとクラブを結成させた。同協会によると、小学校の聴導犬に関するクラブ活動は「全国的にも珍しい」という。

この日、同協会スタッフの矢澤昌子さん(48)と村澤久実子さん(50)、聴導犬の「かる」(雑種、雌8歳)、介助犬の「でん」(ゴールデンプードル、雄4歳)が同校を訪問した。

聴導犬ユーザーでもある村澤さんは、耳が聴こえない自身の生活を支えてくれる愛犬かるの仕事ぶりを実演で紹介。「かるが家に来てから、すごく安心してリラックスできるようになった。聴覚障害者は外見では分かってもらえないが、かると一緒にいることで私の耳が聴こえないことを理解してもらえる」と話した。

でんも矢澤さんのスリッパや靴下を脱がすなど、体が不自由な人たちを助ける介助犬の役割の一端を披露し、子どもたちは熱心に見守った。

クラブ長の内藤みゆりさん(11)は「まず家族に今日見たことを伝えたい」と話し、副クラブ長の藤澤向日葵(ひまり)さん(11)は「聴導犬は厳しくしつけていると思っていたが、実際はやさしく教えていることが分かった。もっと深く知りたい」と笑顔。顧問の宮澤妙子教諭は「子どもたちが自分なりに関わりを持ち、みんなが幸せに暮らせる社会を考えてもらえれば」と期待した。

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