2018年8月8日付

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1964(昭和39)年。戦後の日本で開催された第18回夏季オリンピック(東京五輪)。日本は金16、銀5、銅8の計29ものメダルを獲得する活躍をみせ、戦後復興を突き進む日本の希望となった。五輪開催は、その後の日本経済、スポーツ界に計り知れない影響をもたらしたと言われる▼64年10月10日に開幕し、同月24日までの15日間、熱戦が繰り広げられた東京五輪。開会式では、抜けるような青空に航空自衛隊の展示飛行チーム「ブルーインパルス」がつくり出した「五輪」のマークは、当時の人々の心にくっきりと残された▼五輪を契機に日本人の生活も大きく変わった。当時、高価な買い物とされたカラーテレビが売れに売れ、日本の好景気をけん引。日本が誇る「新幹線」(東海道新幹線)も五輪を契機に整備されたものの一つ。急ピッチの工事が行われ、開幕わずか9日前に開通。その後の日本経済の発展に大きな影響をもたらしたとされる▼2020年の東京五輪は天候や輸送、ボランティアなどさまざまな不安を抱えているが、新国立競技場などの建設は進み、野村萬斎氏が開会式総合統括に決まるなど、着実に実現へと向かっている▼前回東京五輪で整備、普及したものの多くは今でも重要な役割を果たしている。日本にとって2度目の夏季五輪開催まであと2年。今度は私たちの未来に何をもたらし、何を残してくれるのか期待が高まる。

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