西郷隆盛の書簡を屏風に 岡谷市の郷土学習館

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11日の拓道塾で初公開する「明治維新英傑書簡貼交銀屏風」

岡谷市長地柴宮の郷土学習館(鈴木猛館長)は、11日午後1時30分から同館で開く「拓道塾」で、同市出身で明治大正期に官僚・政治家として活躍した渡辺千秋(1843~1921年)が所蔵していた「明治維新英傑書簡貼交銀屏風」を初公開する。拓道塾は今年度、「明治維新150年―渡辺家と維新」をテーマに5月から5回シリーズで開いており、今回が4回目の講座。今回のみの受講も可能で、同館では「興味のある人はぜひ参加を」と呼び掛けている。

初公開するびょうぶは西郷隆盛、岩倉具視、大久保利通、佐久間象山、横井小楠ら維新志士から千秋に送られた書簡を六曲の一隻に仕立てた。同館に展示している「維新英傑書簡屏風」と一双を成している。大久保利通から千秋への書簡は、「差し支えなければ本日十二時に精養軒へ来てほしい。佐久人の面会で伝えるのを失念していた」(意訳)などと書かれている。岩倉具視からの書簡は礼状とみられる。

今年度の拓道塾は、明治維新150年にあたり、同館では「渡辺千秋、国武兄弟の原点は維新にあると考えている」ことからテーマ設定。幕末の諏訪にあった尊王の流れや、兄弟が水戸学や佐久間象山に傾注していたことなどを背景に、尊王攘夷から開国へのうねりの中での諏訪や信濃の動きを掘り下げる。

今回の講座は「飯田武郷と勤王家」と題して、同館研究委員の宮坂春夫さんが解説。千秋の父、斧蔵の尊王思想と天竜道人とのつながりなどを、諏訪周辺の尊王家の書画から読み解く。受講料は資料代として100円。

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