諏訪地域労対協 茅野で合同就職説明会

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事業所ごと学生に業務内容などを説明する諏訪地域合同就職説明会=茅野市のマリオローヤル会館

諏訪地方の商工会議所、商工会などで構成する諏訪地域労務対策協議会は10日、来年3月卒業予定の学生らを対象にした諏訪地域合同就職説明会を茅野市のマリオローヤル会館で開いた。学生優位の売り手市場といわれる中、参加企業はブースを訪れた学生らに業務内容や製品などを丁寧に説明。人材確保に向け積極的に応じた。

地元の合同就職説明会は今年度4回目。お盆で帰省する学生の参加を促す狙いもある。学生の参加者は前回6月と同数の47人で、参加企業もほぼ同数の83社。事務局によると、参加する学生が比較的少ない一方、参加希望の企業は多く、企業側にとって厳しい人材確保が続いている。

公立諏訪東京理科大の4年生男子(21)は「企業の大小にこだわらず製造業に入れれば」と話す。出身地の松本市にある企業から内定を受けているが、日曜日に休みがとれないことがネックという。「松本から諏訪地方には通える。3月に取得した資格を(企業側に)アピールしていきたい」と話した。

東京の4年制大学をこの春卒業してアルバイトなどでつないできた安曇野市の女性(22)は定職を求めて来場。「(学生時は)売り手市場という感覚はなく、就職活動もあまりしなかった」と振り返った上で、「諏訪地方は安曇野から通える範囲。この相談会で就職先を決めることができれば」と語った。

一方、県内で店舗展開し諏訪市に出店する見通しのスーパーは、他地域への出店など将来を考えれば安定的に正社員を採用してきたいとし、学生らには企業理念を説明。「明るく元気で正直な人を採りたい」とする。

ただ「理系の学生は既に内定しており、文系学生に興味を持ってもらうのはなかなか難しい」と話す製造業者もいた。

諏訪地方は中小の製造業者が多くを占め、担当者は「中小企業の方が若くてもいろいろ仕事を任せてもらえる、サービス業や小売業に比べ工場勤めの方が日曜日に休みがとれる―と説明しても、それを好まない学生もいる。相手の雰囲気を見て応じている」と明かした。

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