ウスユキソウサミットin宮田 講演や討論

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ウスユキソウサミットin宮田のパネル討論。約100人が聴講した=宮田村村民会館

宮田村は11日、「ウスユキソウサミットin宮田」を宮田村民会館で開いた。中央アルプス固有種のコマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)を村特別シンボルに制定して20年の節目を記念。ウスユキソウにゆかりのある県外の自治体からも関係者を招いて講演やパネル討論を行い、ウスユキソウの価値や中アの高山植物保護について考えた。村内外から約100人が聴講に訪れた。

基調講演で、県環境保全研究所(長野市)主任研究員の尾関雅章さんは、中アの高山植物について「南北アルプスに比べて数は少ないが、2種の固有種が存在することは大きな特徴」と解説。そのうちの一つ、コマウスユキソウは日本アルプスに唯一分布するウスユキソウの仲間とし「信州を代表する高山植物。県としても重要な種」と語った。

「ウスユキソウはゆっくりゆっくりと時間をかけて成長する」と伝え、「私たちも長い目で行く末を考えていかないといけない」とした。

サミットは2015年にハヤチネウスユキソウ生息地の岩手県花巻市で初開催。2回目の今回も花巻、北海道島牧村の関係者を招いた。パネル討論で、同村の藤沢克村長は大平山に自生するオオヒラウスユキソウの現状を報告。複数の自生地からシカの食害を懸念する声が上がり、南信森林管理署(伊那市)の久保芳文署長は「中アには南アからシカが流入している。畦畔林などで対策を進めないといけない」と強調した。

12日は現地調査として中アの群生地を見学する。宮田村の小田切康彦村長は「特別シンボル20年の節目にウスユキソウについて改めて考え、将来へ素晴らしい姿を残していけるようにしたい」と開会のあいさつをした。

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