2018年8月14日付

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「ズドーン」。腹にずしりと響く打ち上げ音。色彩豊かな光が天空を染める。第70回諏訪湖祭湖上花火大会が明日に迫った。戦後の混乱の中、戦没者の追悼と市民が希望を持って立ち直ることを願い1949(昭和24)年に始まった大会は全国屈指の規模になった▼高度経済成長時代を経て打ち上げ数も増加した。全国から多くの観光客が訪れ、真夏の一夜のイベントを楽しむ。地元で生まれ育った者としては、見慣れた光景になっている面もあるが、県内外の知人から称賛されると「諏訪の自慢」として誇らしくもなる▼節目の今年、実行委員会は従来の内容を見直した。第1部の競技花火は、これまで別々だった10号玉の打ち上げとスターマインを統合する。新たな演出として、司会者はSKE48の元メンバーの柴田阿弥さんが務め、日本煙火協会専務理事の河野晴行さんが解説する。2人のどんな会話が会場で聞けるか楽しみだ▼大会は、裏方の人たちの支えがあって成り立つ。打ち上げ花火の設営に従事して37年の山田博道さん(67)=下諏訪町東山田=は、花火師との二足のわらじをはく。弊紙の取材に対し、生き生きとした表情で、花火が「好きなんだろうね」と答えている▼近年、過去に経験がない豪雨災害が各地で発生している。2013年には集中豪雨で大会が中止になったのも記憶に新しい。明晩、諏訪の上空には雨は不要と天に祈りたい。

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