支援ボラと共に 田中さん諏理大入学4カ月

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ボランティアと交流する田中洵さん(右)

筋肉が徐々に衰える難病、筋ジストロフィーを患う塩尻市出身の田中洵さん(18)=茅野市=が公立諏訪東京理科大学(茅野市)の情報応用工学科に入学してから約4カ月が経った。入学前に募集したボランティア約20人に支えられ、電動車いすで大学生活を過ごしている。新学期は「交友関係を広げられたら」と意欲を語っており、ボランティアもより良いサポート体制を探っている。

田中さんはユーザーのニーズに合った福祉器具を開発し、障がいのある人の社会進出に貢献しようと同大へ進学。「入学前は不安だったが、ボランティアさんのおかげで大学生活が成り立っている」と感謝し、母の佳子さんは「ボランティアさんとの交流で洵も刺激を受けていると思う」と話した。

田中さんは4カ月を振り返り、「プログラミングや数学など充実した勉強ができた。空き時間で先生に質問したり、同級生と勉強したりもできた」と話した。茅野市湖東からボランティアに参加する50代の女性は「夢に向かって頑張る洵さんに関われてうれしい」と笑顔を見せた。

8月上旬に開かれたボランティア連絡協議会では、田中さんとボランティアがこれまでを振り返り、課題や今後の方針を議論した。参加した男性は「多様な活動に前向きに取り組む意欲を応援したい」と話し、「洵さんとボランティアの交流も徐々に図っていけたら」と話す女性もいた。

ボランティアの窓口となっている諏訪圏域障がい者総合支援センター・オアシスによると、「4年間の通学を支えるため、より多くの人手が必要」といい、随時ボランティアを募集している。先回りした介助は必要なく、田中さんの要望に応えれば良いため、未経験者も歓迎。活動内容は授業や教室移動、昼食、トイレのサポートなど。

問い合わせはオアシス(電話0266・54・7713)へ。

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