小口太郎の功績を顕彰 今秋、岡谷市でイベント

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「琵琶湖周航の歌」の作詞者で岡谷市出身の科学者、小口太郎(1897~1924年)の生誕120周年と琵琶湖周航の歌100周年記念事業が今秋、同市で行われる。市、岡谷商工会議所などでつくる実行委員会が主催し、太郎に関する映像や小学生向けの資料を作ったり、琵琶湖周航の歌を歌うイベントを開いたりする計画。郷土の偉人の功績を改めて顕彰し、次代を担う子どもたちに受け継いでいってもらう狙いだ。

計画では、小口太郎という人物を知ることができる30分程度の短編映像、資料、パネルを作成する。太郎の生涯、特許を取得した「有線及び無線多重電信電話法」、琵琶湖周航の歌を中心とした内容を想定。作成した資料は市内小学校で地域を学ぶ授業で活用してもらうため、市教育委員会へ寄贈する予定だ。

一方、イベントは2回に分けて実施。まず10月7日に小口太郎顕彰碑等保存会が中心となり、顕彰碑がある同市の釜口水門近くの諏訪湖畔で地元の湊小学校児童による琵琶湖周航の歌のリコーダー演奏や参加者による合唱を行うとともに、近くの下浜区民センターで基調講演を開く。講師は琵琶湖周航の歌資料館(滋賀県高島市)館長の村井佳子さんに依頼する予定。

また、11月17日にはおかや音楽協会が中心となり、同市のカノラホールで琵琶湖周航の歌の演奏会を開催。湊小児童、市内の合唱団体、楽器演奏団体などが出演し、合唱や演奏を行う。両イベントとも会場には太郎に関するパネルを展示したり、来場者にパンフレットを配ったりして顕彰の機会にする考えだ。

実行委は「岡谷市では琵琶湖周航の歌の認知度や理解が低いのが現状で、特許を取得した物理学者としての功績もあまり知られていない」と指摘。琵琶湖周航の歌はタイトルこそ琵琶湖だが、故郷の諏訪湖に思いをはせながら創作されたと考えられており、太郎の功績や琵琶湖周航の歌を改めて顕彰することで「郷土が生んだ人物を通じてふるさとへの愛着や関心が深められる」と期待している。

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