諏訪湖周3市町 法定合併協設置案を否決

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諏訪湖周3市町の合併協議会設置に関する議案を反対多数で否決した諏訪市議会臨時会本会議。岡谷市、下諏訪町も含め全ての議会が否決とした=諏訪市議場

諏訪湖周の岡谷市、諏訪市、下諏訪町の各議会臨時会は20日開き、住民グループの発議による3市町の法定合併協議会設置に関する議案を各議会とも反対多数で否決した。諏訪地方では2004年に破綻した「平成の大合併」以来の自治体合併をめぐる議論だったが、枠組みに対する反発や民意の高まりを欠くなどして賛同は広がらなかった。

3市町議会とも、首長の議案説明、質疑などを経て同日設置した特別委員会に議案の審議を付託。いずれの特別委も否決とした。

引き続き開いた本会議の討論では合併協設置に対する賛成意見として「目先の議論にとどめず、10年、20年先の将来の備えを進めることが責任世代の役割だ」(岡谷市議)、「合併が必要かどうかも含めて諏訪の将来を検討する場が必要」(諏訪市議)、「6市町村ではなく、できるところから始めるべき」(下諏訪町議)などの声が上がった。

一方、反対の議員からは「合併はすべきだが、住民への説明の場を設けるなど段階を踏んでいく必要がある。今はその(合併協設置の)段階にない」(岡谷市議)、「6市町村で合併してほしい。広域連携を深めることが次のステップにつながる」(諏訪市議)、「メリットやデメリットの情報が示されていない」(下諏訪町議)などの意見が出た。

本会議での採決は岡谷市が賛成6、反対9、諏訪市が賛成5、反対9、下諏訪町が賛成3、反対8だった。

今回は諏訪地域の自治体合併を推進する「行政間の垣根を無くす会」の岩村清司会長=下諏訪町議=らが人口減少などを踏まえ、「課題を共有する2市1町が合併して前に進むことが必要」と発議した。4~5月に実施した署名活動が3市町とも請求に必要な有権者数を超え、6月29日に合併協設置の請求書を3市町に提出していた。

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